近代日本の青年・学生の心理歴史的研究―ノート その5

9.青年団の衰退  朝鮮戦争は「特需」をもたらし、経済は復興から成長への段階に進んだ。経済成長とは裏腹に青年団は衰退し始めた。経済成長は社会の都市化を進め、農村は過疎化し、青年団を構成する青年そのものが減少した。だが、問題は人口の次元に止まらず、心理社会的に検討しなければならない。  1955年、石原慎太郎の『太陽の季節』は広く…

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