日本の青年・学生の心理歴史的研究―ノート 補註0805

補註―あかつき行動隊、地区民、ゲバ民
 私の駒場寮での経験を述べると、「四トロ(日本革命的共産主義者同盟第四インターナショナル日本支部)」の活動家のMhが、私たちの部屋に入ってきた。「ゴリ」(新鹿浜セツルのセツラー、『アイデンティティと時代』p.67で言及)の仲間で、Mhの名前は記憶しているが、それも本名かどうかは分からない。
 彼は民青を非難し、「やつらだってゲバルトをやってる。あかつき行動隊だよ。そりゃ、地区民だよ。ゲバ民だよ」とまくし立てていた。その時、私は葛飾地区委員会の民青に所属していたので、「おれはゲバ民かよ」と内心で苦笑していた。地区の民青は青年労働者がほとんどで、「ゲバ学生など甘ったれた世間知らずだ。労働者のためと言ったって、おれは労働者だぞ。おれをダシにして暴力をふるって、えらい迷惑だ」等々としゃべっていた。
 その時、Mhは、私に「スコラ(理論闘争)」をかまそうとした。私は「何だ、こいつ」と思いながら、“向かい撃たねばならないけど、やつのペースに引き込まれたら、活動家だから大変だな”と考えた。彼は口が達者であった。その時、机にあったノートが目に止まったので、それを開いて、鉛筆を取りあげて、「じゃ、話してくれないか。答えられるようにノートをとるから」と応じた。
 するとMhは口を閉ざし、“こんなやつ、相手にするか”という態度で、向きを変え、別の寮生に「スコラ」をしかけた。しかし、彼はノンポリで、無視した。すると、Mhはゴリたちと部屋から出て行った。

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